こんにちは!らきです!
僕は新卒で入社してから4年間ゲームセンターで働いていました。
1年目からショッピングセンターの成果報告会に参加していました。
また、必要経費は会社の方針によっては副店長レベルでは知り得ない知識だったりします(秘密ですよ?笑)
素晴らしい店長に出会って徹底的に教えていただきました。
ショッピングセンターの中にあるゲームセンターの経営構造について解説します!
新入社員には難しいかもしれませんが、読んでおくと必ず将来役に立ちますよ。
お店のお金の流れを知っておくことで、自分の担当しているコーナーの役割が見えてきます!
ショッピングセンターにあるゲームセンターの支払うお金とは

大きく占めるのは5つあります。
・家賃
・電気代
・人件費
・商品の原価
・税金(主に消費税)
・ゲーム機の購入費用(減価償却)
すべて大事な内容なのですが、今回は家賃について詳しく説明していきます。
テナントがショッピングセンターに支払うお金とは
お店から見たら、ショッピングセンターの運営をしている会社は不動産屋さんのようなものです。
イメージしやすいようにお店は賃貸の自分の家だと思ってください。
この不動産屋さんには光熱費も一緒にお支払いします。
支払い先が一つだととっても便利ですね。
毎月の支払うのは家賃、光熱費、共益費、駐車場(倉庫家賃)です。
電子マネーを使用できるようにしている場合には手数料が取られます。
ただし、家の支払いとは金額が文字どおり桁違いです。
例えば大きいお店の電気代だと1ヶ月で家庭の約33倍にもなります!
家賃でも15倍〜30倍になります!
家賃の支払い形式の違い

ショッピングセンターによって2パターンに分かれます。
売り上げ全体の割合で決まる
この方式が一番メジャーだと思います。
「その月の売り上げの〇〇%を家賃として支払う」形式です。
例えば、売り上げが月に1000万円のお店で、家賃を毎月20%支払うとすれば
200万円が家賃になります。
この方式のいいところは売り上げが悪い時には家賃が安くなることです。
ただし、売り上げがいいときも同じ割合ですので、売り上げがよくても
多く支払うことになります。
帰省の時期など季節によって大きく入客数が変わるところはこの方式が多いですね。
一部固定+売り上げ割合
「毎月〇〇万円は最低支払ってください、売り上げが☆☆万円を超えたら、
そこから先の売り上げの■■%をプラスで支払ってください。」と言う方式です。
例えば、売り上げが月に1000万円のお店で、毎月最低100万円必要で売り上げ
500万円を超えたら超えた分の10%を支払うとすると
100万円+50万(500万の10%)=150万円になります。
いいところは一定以上売り上げると利益率が高くなることです。
逆に悪いところは売り上げが低くても最低でも払わなくてはいけない金額は
変わらないことです。
全額固定
1軒建ての飲食店などであればあり得ますが、ショッピングセンターではほとんどありません。
「毎月〇〇万円家賃として支払ってください」という方式です。
一定の金額以上を売り上げることができればそこから先はどんどん利益にすることができる
方式ですので、お店からはメリットしかないですが、ショッピングセンターとしてのメリットがあまりないです。
利益になる仕組みについて

どんなビジネスでも基本は同じですが、基本的には
(売り上げ)ー(経費)=利益
の式になります。
つまり、ショッピングセンターのゲームセンターは
(売り上げ)ー(家賃、光熱費、人件費、商品の原価、税金他)=利益です。
健全に運営していたとしても70〜85%は経費になります。
最近、消費税が10%になったので、お金が入る単価は100円ずつのゲームセンターからしたら、かなり痛手な訳です。
まとめ
ショッピングセンターにあるゲームセンターの支払うお金は
・家賃
・電気代
・人件費
・商品の原価
・税金(主に消費税)
・ゲーム機の購入費用(減価償却)
今回は家賃についてを詳しく書きましたが、家賃はショッピングセンターによって形式が異なることが多い部分なので、自分がどこかのコーナーの担当になる、副店長になるタイミングで店長に聞いてみると、いいかもしれませんね。
店長からの売り上げ目標の背景が見えてきますよ。