こんにちは!らきです。
前回、担当者向けにメダルコーナーの売り上げUPには遊んでもらう入り口の現金機を動かすことが大切というお話をしました。

現金機をたくさん動かすことにより、お店で遊べるメダル全体の枚数が増えるので、お店が損しない範囲で収束させる必要があります。
今回は「収束」の方法について解説します。
収束の方法を知ることで、メダルの価値が下がることを防ぎ、利益を確保することにつながります!
メダルゲームコーナーの売り上げをあげる攻略法!
機械に入るメダルの「イン」と機械から出る「アウト」の調整をする必要があります。
大事なことは払い出しの割合とお店側に戻ってくるメダルの枚数です。
もちろん、メダルコーナーの運営の目的や役割により多少の前後はありますが
メダルコーナー全体で機械に100枚入れたら92〜95枚返ってくるぐらいがいいです。
お店も利益が出て、お客様も遊びやすいバランスを取ります。
ペイアウトとハウスゲイン

メダルコーナーの分析をするにあたって大事なワードを説明します。
それはペイアウトとハウスゲインです。
- ペイアウト
払い出しの割合です。
ペイアウト=[ゲーム機から払い出されるメダルの枚数]÷[機械に投入されたメダルの枚数]
例)ペイアウトが100%=1枚メダルをいれると1枚メダルが返ってくる状態
(大赤字)ペイアウトが50% =10枚メダルをいれると、5枚返ってくる
(渋い、お客様が飛びます。) - ハウスゲイン
お店が得たメダルの枚数です。
ハウスゲイン=[機械に投入されたメダルの枚数]ー[ゲーム機から払い出されるメダルの枚数]
例)ある月の総イン枚数が65万枚、総アウト枚数が60万枚ならば、ハウスゲインは5万枚
ペイアウトが92〜95%の範囲で推移するくらいが理想です。
理由はお店の利益も確保しつつ、お客様の保有メダルの数も減らないので、長期的に安定します。
メダルコーナーの役割とは

メダルコーナーの役割は主に「お客様の滞在時間の増加」と「集客」です。
滞在時間を伸ばす役割
百貨店やショッピングセンターでは常識の考え方なのですが、「滞在時間を伸ばせば、自然にに客単価が増える」というものがあります。
たくさんお店が入っている施設であれば、想像しやすいと思います。
家族3人で買い物に来ていて、お母さんが化粧品を見ている間、お父さんとお子さんはアイスを食べて待つということがあります。
これは家族3人の滞在時間が「お母さんの買い物を待つ」ということよって伸びて
お父さんとお子さんによって「アイス」が消費されました。
同じようにゲームセンターでも、子供がメダルコーナーで遊んでいる間にお父さんがクレーンゲームで遊ぶということや、逆に親がメダルで遊んでいる間にお子さんがキッズカードゲームで遊ぶということが考えられます。
集客の役割
ビラを配ったり、イベントを企画する際に副賞にしやすいものとして
「クレーンゲーム1回無料」や「メダル10枚プレゼント」があります。
副賞のメダルで遊んでみようと足を運んでもらったり、実際に遊んでみてもっと遊びたいと思ってもらえれば、お店全体の売り上げにつなげやすい状態になります。
バランスの取り方
ペイアウトの理想の範囲はありますが、繁忙期や閑散期には調整が必要です。
時期に合わせてペイアウトを変更することで、売り上げの増加、集客の安定をコントロールできるようになります。
閑散期で遊ぶお客様が少ない時はペイアウトを上げて、少しでも長く遊んでもらうようにする。
繁忙期は回転率を少し上げるために人気機のペイアウトを下げる。
普段の稼働率が低い機械はそのまま。
- 繁忙期:ペイアウト 85〜90%
人気機種、パチンコ、スロット:ペイアウト80%
それ以外の機種:90〜94% - 通常:ペイアウト 92〜95%
- 閑散期:ペイアウト 98〜102%
人気機種、パチンコ、スロット:ペイアウト93〜95%
それ以外:ペイアウト 95〜105%
(ペイアウトが100を超えた分は繁忙期に回収)
まとめ
集客や滞在時間の増加の実現のために必要なペイアウトを調整して、お店もお客様も両方 WINーWINになれるバランスを取りましょう!
設定したバランスでのお客様の反応は必ず確認が必要です。