ゲームセンターの業務の中で、同じ作業の繰り返しをしなくてはならない事がありますよね。
1日の中に何度も同じ事が繰り返されることはそんなに無いかもしれませんが、2週間や1ヶ月、半年周期で同じ業務がある事が考えられます。
例えば、機械の修理やバージョンアップなどでネジを回すシーンがたくさんありますよね。
同じ業務を繰り返すのであれば、どんどん効率を上げて、自分の時間を作ることを意識していくと良いでしょう。
今回は作業効率の上がる工具と備品を紹介します。
オススメ工具
充電式無線電動ドライバー
プリクラやキッズカードのバージョンアップや機械の搬出に伴う解体時には多くのネジを外したり、締め直したりする動作をします。
1年目にプリクラのバージョンアップを教わった際には手動の一般的なドライバーで作業していました。
先輩社員やアルバイトスタッフもそうでした。
しかし、同じ動作を何度も繰り返すのは効率が悪いと思い、自動でできる仕組みを探して電動ドライバーを見つけました。
お店では↓の、ホームセンターで売っているような物を使っていました。
充電スペースは必要になりますが、1店舗に1〜2台あればスタッフも使用できるので、お店全体で効率化が図れます。
また、個人的にPCパーツの取り付けの際にはグリップ型の電動ドライバーを使用しています。
このタイプはお店で使うとすれば、少し細かい機械部品の修理に向いています。
理由は手動でも回せる事です。
最初に紹介したL字タイプは手動で回してしますとインパクト(回る部分)が壊れやすくなります。
機械修理の場合にはネジが弱い部品や小さい部品があるため、最初は軽く緩めてから電動で一気に回す事でリスクを少なく修理できます。
電動ドライバー用トルクスビット
ゲーム機の外側についているネジは一般的な+やーのネジではありません。
また、六角形のネジでもありません。
真ん中に突起がついている星形のようなネジが使用されています。

出典元:https://www.monotaro.com/p/3275/5755/
これはトルクスネジと言います。(ちなみに普通の六角ネジもトルクスネジと言います笑)
アップデート作業時にはこのネジをたくさん外さなくてはなりません。
プリクラの作業の場合には50個くらい外します。
このネジを開けるためのビット(電動ドライバーに装着する先端部分)を紹介します。
ちなみにこのトルクスビットで普通の六角ネジも開けられます。
なめたネジ用ビット
プラスネジのねじ穴がなめてしまって開けにくくなったことってありますよね。
機械修理をしていると、メーカーの組み立て時にキツく閉められている場合があるので、しょうがないこともあります。
そんなときにねじ穴にさらにドリルで穴を開けて、引っ掛かりを作ることで取れるようにするビットがあります。
僕はこのセットに何度も助けられました。
ちなみに下の動画のような、方法もありますので、この方法で開かなければビットを使うという順序でもいいでしょう。
この輪ゴム式も割と使えます。
オススメ備品
透明の両面テープ
主にガラス面にPOPを貼る時に使います。
内側から貼る事ができ、両面テープの白い部分でPOPが隠れることを防ぎます。
ゲルでできているので、普通の両面テープに比べたら少し高いです。
しかし、POPがキレイに見えるので、お店の雰囲気はよくなります。
お店では小さめに切って使ったりしていました。
角丸pro
紙や薄いプラスチックの角を丸めるための文房具です。
お客様の手に届く掲示物に使うと効果的です。
お子さんが触って怪我をしたら大変ですからね。
特に使って欲しいのはラミネート加工した掲示物やポイントカード類です。
ラミネート加工と言って下敷きのような形状にする事ができるのですが、その加工直後は角がはっきりとついているため、少し危ないです。
角丸proで危険を減らしましょう。
工具用バッグ
アミューズメント系の企業では制服に前掛けサイズくらいのバッグが含まれている事があります。
制服のメーカーで取り扱っているため、基本的にはあまり強度はありません。
おそらく工具を出し入れすることは想定していないのだと思います。
工具メーカーが作っているバッグであれば、耐久性も十分です。
僕は最初の支給されたバッグを3ヶ月で穴だらけになりました笑
それからはずっと工具メーカー製の物を使っていましたが3年以上壊れることはありませんでした。
生地よりも先にカラビナにガタがきましたが、そこは100円ショップでも買えるので、問題ありません。
ピックアップツール
作業中に機械の下に部品を落としてしまう事があります。
なかなか手では届かない上に、ガサゴソとやっていると埃も出てきてお客様からはよく見えないですよね。
見映えのよくない作業はサクッと終わらせましょう。
ネジなどの金属部品であれば、先端に磁石のついた伸縮棒(ピックアップツール)を使えば簡単にとる事ができます。
ボールペンを胸ポケットにつけるときのようなピンもついているので、小さなスペースで管理できるのもありがたいです。
油圧台車
機械のレイアウト変更時に大活躍でした。
今まで紹介してきた物に比べるとだいぶ高額ですが、これ1台あれば大抵の機械は2人で運べるようになります。
なんせ、これ一台で最大3トンまで動かせますので、大規模なレイアウト変更時には欠かせません。
これで動かせない物はおそらく、お店の柱とかそういうレベルになると思います笑
まとめ
紹介したツールを使って、効率よく業務を進めましょう。
業務に慣れてきて、教える立場になったら効率化まで教えられるようになれば、スタッフや後輩にも慕われるようになるかもしれませんね。